これを書いている筆者は
・米国在住歴10年
・帰国後、ベンチャーから大手IT企業まで経験
・GAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)の中で数社勤務経験
・ベンチャーに転職してマネージャーとして勤務中
本記事の内容は
- オファー面談とは?
- オファー面談と面接などの違いって何?!落とされることある?
- オファー面談後にやらないといけないこと
オファー面談について解説したいと思います。
筆者自身が体験した最新の、特にベンチャーのオファー面談の実情について解説していきます。
こんな方におすすめ
- ベンチャーに興味がある人
- オファー面談について知りたい人
オファー面談とは?
オファー面談とは、採用プロセスを通過して内定が出てあとに、採用条件を伝えるための面談です。
オファー面談では通常以下のようなことが話されます。
- 給与
- 待遇
- ポジション
- 仕事内容
1.給与
年俸制、月給制、賞与の有無など詳しく話をします。
具体的なオファー金額を提示されるので、ここで話をされるのが直近の給与となります。
2.待遇
待遇とは、勤務状況や時間、その他オフィスへの出勤か在宅などです。
3.ポジション
意外にしっかりと聞いておくべきがポジションです。
というのも、誰が上司になり、誰がレポートラインなのかはっきりしておく必要があります。
自身がマネージャーなのか、そうでないのかなどもしっかりと確認しておくべきです。
4.仕事内容
ここはあくまでもおさらいみたいなものです。
企業側が採用しようとしている人に対して、ポジションと仕事内容を伝えて、それに対してオファーされる側がそれをしっかりと認識してそれに対して経験や知識があることを確認します。
オファー面談と面接などの違いって何?!落とされることある?
まず、オファー面談で落とされるということはないです。
あってみたらとんでもないやつだったなど冗談みたいな話がない限りは落ちるといった事がありません。
理由は簡単です。面接ではないからです。
オファー面談と面接の違いは、採用不採用のプロセスが終わって、採用しますとなった人にのみオファー面談をするので面接でもなく、その後落とすといったことはありません。
オファー面談後にやらないといけないこと
①オファー内容の精査
②特に残業などの時間外労働について記載
③内定を複数もらっている場合には待遇や給与をしっかりと比較
④必要に応じてオファー内容の交渉
①オファー内容の精査
まずはしっかりと中身を細かく確認します。
給与の記載が説明通りなのか、勤務時間が何時から何時なのか。有給の付与のタイミングなどなど。細かく見ていく必要があります。
基本的にはオファー面談で説明を受けるはずなので、受けた内容と一致しているかを確認すればよいです。
②残業などの時間外労働について記載
重要なポイントです。
残業や時間外労働はポジションによっては手当がないポジションもあります。例えば管理職などです。
ただしそういった場合は時間外労働をすでに見込みとして給与に含めている企業がほとんどです。そのためそれが何時間分入っているのか、これは基本的にオファー内容に記載があるはずなので確認しましょう。
業界にもよるとおもいます、40時間、60時間等含まれていることもざらにあります。
割増見合手当(固定残業代、みなし残業代)などと呼ばれていることが多いです。この部分については要確認です。
③内定を複数もらっている場合には待遇や給与をしっかりと比較
就活時には一社だけではなく複数社受けている方がほとんどだと思います。
とっても大切なことです。内定が複数出た場合はぜひ各社のオファー内容を比較しましょう。仕事内容なども大切ですが、仕事をした対価はしっかりと貰う必要があります。いくら仕事が良くても、納得したものがもらえないと長続きしません。
④必要に応じてオファー内容の交渉
オファー内容を確認したとき、その内容と行きたい企業が一致し、その上でオファーが魅力的ならそれは良いと思います。
ただし、行きたい企業はAだけど、オファー内容がBのほうがいいな・・・なんてこともたまにあります。
そんなときには交渉することを検討しましょう。
もちろん確実により良い条件を引っ張れるという確証はありません。ただし行やってみないとわからないことが多いです。
注意
よく聞かれるのが、交渉したら内定やオファーを取り下げられるのではという話を聞きます。
基本的にそんな事はありません。筆者も今まで交渉をしてきていますし、それでオファー内容が変わったことがありますが(いい意味で)、オファーの取り下げや内定キャンセルはありません。
もしそんなことがあるようなら、その場合は正直そのような企業は行くのをやめたほうが良いです。一度倫理を通して、オファーしたものを簡単に却下するとなると仕事でも話が違うことがでてきたりなんてことも…
交渉には、仕事を探した際にエージェントを通したのか、それとも直接やり取りをしたのかでやり方が変わります。
エージェントを通して行った場合は比較的簡単で、まずはエージェントに相談しましょう。エージェントの方で対応してくれます。
個人に関しては少しややこしいです。
まずは連絡をとっている人事の人とコミュニケーションを取るようにしましょう。
その際に準備しておくべきこととして
必要なモノ
- オファー内容のどこの変更をお願いするのか
- 具体的にどのように変更をお願いしたいのか
- なぜ変更したいのか
- 比較対象がある場合には企業名などは伏せて、他社からもらっているオファーをざっくりな数字や内容レベルで共有することも有効です
まとめ
まず、オファー面談の話をもらえたら喜びましょう!
そのうえで、
話を聞く上で、条件・ポジション・仕事内容などについてしっかりと確認するべきことをメモしておきましょう。
オファー面談後は、中身にしっかりと目を通しましょう。自分の人生が書かれているわけです。よくわからない商品の説明書とはワケが違います。
そして、最後に納得いくもののオファーを受けましょう。納得いかないものについてはしっかりと声を上げて伝えるようにしましょう。
ただし、あまりにも偏った要求などではなくあくまでも一社会人として良識ある範囲で、ということです。
本日はここまでになります。
ありがとうございました。