本記事の内容は
- 外資系の給与ってどんなもの?やっぱり高いの?実際にみんなどのぐらいもらってる?
- 外資系の給与ってどうやって決まる?同僚や同じ仕事の人との違いなどあるの?それとも一人一人違う?
- 外資系での評価ってどうやって決まる?どんなシステム?昇給、昇進とかあるの?
こんな方におすすめ
- 今後転職でしっかり給与を上げていきたい人
- 外資と日系どっちがに行けば給与を上げていけるのか気になっている人
外資系の給与ってどんなもの?やっぱり高いの?
外資系の給与は一般の平均と比べて 高い です
どのぐらい高いって?
レンジはすごく広いですが、基本的にどんなポジションでも最低ラインとして年収500万からそれ以上は提示されることが多いです
【英語学習ひろば】さんが、外資系の平均年収についてアンケート調査を実施してくれています。
これらは中央値なので決して高い数値が出ているわけではないですが、筆者の経験上案外良い線をしっかりと捉えていると思います。
外資の中でも給与がものすごく高い企業会社もあれば、他の外資から比べてそんなにだねといったところもあります
外資の中で給与が高いことで最も有名なのはやはり Google でしょう
基本的にどんなポジションでも正社員なら1000万以上 のようなことはいわれているかも
ちなみに、最近は良いサービスの Openwork というサイトがあります。利用すると企業に属したことがある人が自身の給与やその他入社前後のギャップなどを書き込んでくれています
筆者は最近このサイトでいろいろな会社の内情を読むのにはまっています 笑
外資系の給与ってどうやって決まる?同僚や同じ仕事の人との違いなどあるの?それともみんな同じそれとも?
外資系の企業は社員1人1人に ジョブレベル など呼ばれる給与などを決めるためのレベルを付与しています
企業によって名前等は違うと思いますがどこもだいたい同じようなシステムがあります
ジョブレベルとは?
先程1人1人に振り分けられていると言ってしまいましたが、そもそもジョブレベルは募集されているポジションや仕事ごとに振り分けられていると言ったほうが正確かもしれません。
というのも、応募してそのポジションに受かって入社すると晴れてそのポシションのレベルがその入社する人の入社時のレベルになるからです。
ただし、大半はそれが何レベルなのかは入社してみないとわかりませんが…
ではジョブレベルによって何がそんなに違うのかということ、一番の違いが今回話をしている 「給与」 です
基本的に給与のレンジというのはどの企業も、ジョブレベルまたはそれに類似する指標にレンジを設けています
そのレンジの中で応募者に対して、”いくらでどうでしょう?” といった形でオファーを出します
ここから考えられることは、もしあなたが外資系企業に入って一緒に働く同僚は基本的には同じジョブレベルなことが多いです。 ただし 給与は違うことがあります。
でも先程述べたようにジョブレベルごとにレンジが決まっています。レンジが決まっているということは、最低のレンジから最高いくらまでというレンジも決まっているということです。
このレンジの中で入社時にオファーをうけて、受け入れるか入れないかで決まります。
レンジ内でいくらにするのかは、基本的にはオファーする人事、直属の上司になる人のさじ加減ということになっていますが、前職等を加味していると言われています
どうでしょう? 少しは仕組みが理解いただけたでしょうか?
外資系での評価ってどうやって決まる?どんなシステム?昇給、昇進とかあるの?
ここまで書くと、ではどうやって昇進、昇給するのかちょっとわかってしまいますね。
そう、ジョブレベルを上げることが給与アップへの最短の道になります!
外資系の評価システムも会社ごとに違いますが、筆者が経験してきた多くの会社で3ヶ月ごとにゴールに対しての自分の貢献度を上司と話をする。そして給与に関して1年に1回、前年の評価から給与をいくらにするかを直属の上司と話をします。
3ヶ月に1度、ジョブレベルについて話をすることもあります。部下がのぞみ、上司がレベルアップの可能性を認めると、プロモーション(昇進)に向けていよいよ動き出します。
ただし、 これだけで上がれるほど外資系企業は甘くありません。。。
ここからが昇給に向けてのスタートラインです。まず、自分の実績やアピールを内外にわかるぐらい見せていきます。
「これ、俺がやったよ!」
「これによって、これがこう改善したよ!」
「こんな新しいサービスをローンチしました!」
などなどやり方は色々とあるのですが、上司はもちろん周りの人にもあいつ頑張ってるなとわかるぐらいアピールすることも大切になります。
なぜなら 周りからの推薦が必要だからです!
そう、外資は上司の評価だけではなく360度評価と言われるものを導入していることが多いです。
これは、上司から一方的な評価ではなく、部下からも上司を評価するし、横の人や他のチームの人が他のチームの人を評価するようにします。上司と部下といった立場がはっきりしていて一方通行になりかねない評価だけではなく、評価される人の周りの人にも上司と同じように、仕事具合を評価をしてもらうシステムになっています。
実績を残し、周りからの評価ももらえてなおかつ推薦するよ!という人ができたらいよいよプロモーションのための準備が整います。
そこからは、上司、推薦者等にチーム全体を管理しているディレクターレベルもしくはそれ以上の人たちがそれをみて、「よし、OK」 「いや、まだこれだけでは」などの判断を下していきます。
最後のところまで行けると簡単に行けそうですが、正直最後の最後まで気が抜けません。涙をのんだ人を何人も見てきていますから。。。
やはりこういったところが、外資系のシビアで実力主義と言われるところなのかもしれませんね。
というわけで今回は以上です。
ありがとうございました