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アメリカ留学の事情について 学校、学生へのコロナの影響

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つい先日、アメリカの留学生の現状をきく機会がありました。

現役留学生から、現状と授業風景や卒業したばかりで現地で就職した社会人の現状などを同窓会を通して直接聞いた今の現状をお伝えしたいと思います。

 

 

これを書いている筆者は

→アメリカ、サンフランシスコの大学を卒業

→卒業後H1Bビザ取得。アメリカで就職

→日本に帰国後外資系企業に転職

 

外資系勤務して9年ぐらいになります。

本記事の内容は

  • 学校のオンライン化と、リモート授業
  • コロナ渦での卒業と現地就職
  • 今後の留学とは ー今までの留学生活は送れないかもー

 

 

 

学校のオンライン化と、リモート授業

 

現在アメリカの学校はほぼすべての授業でオンライン化されているとのことです。

 

時期として3月下旬にあるスプリングブレイク(春休み)の前にぐらいからこういった切り替えが始まったようです。

 

そして

 

以降5月ぐらいまでどの大学も授業がありますが、全てリモートの授業として実施されてきてるようです。

 

今後の授業方針について

 

少なくともカリフォルニア、サンフランシスコ周辺の公立学校はすべてがリモートで継続。

8月の下旬から秋学期が始まりますが、それも引き続きリモートで実施されます。

少しずつ改善されているところもあるようですが、リモート授業にもいくつか問題が上がっているそうです。

 

問題① カメラと授業参加率

基本的には授業ごと、先生ごとにリモート授業の方針は決まっているらしいのですが、先生によってカメラを絶対にオンにさせる授業もあれば、そうでない先生もいるらしいです。

 

オンにする理由としては、しっかりと授業に参加していること、出席していることを確認するためのようです。

オフにしていると基本的には何も見えないので、ログインだけしていて実はいないということもあり得るので、出欠席を把握するためにカメラを使う先生もいるようです。

 

問題② カンニング、チーティング

今一番問題となっているのだ画面越しだと簡単に行われてしまう、カンニングやチーティングの対策とのことです。

カメラをつけていて、パソコンの前で参加していても手元や周りなど、全ては把握できないので簡単にカンニングやチーティングができてしまいます。

それに対しての対策が学校では課題として取り上げられているらしいです。

 

 

 

コロナ渦での卒業と現地就職

 

コロナの状況での卒業は今までの留学生とは全く違う形になってしまうとのことです。

 

例えば

サンフランシスコ州立大学の卒業式はここ最近AT&Tパークという、地元のメジャーリークが開催される野球場(イチローもプレーしたことある)で行われてきました。

 

しかしコロナで卒業式も全てオンライン化になりました。

リンク先

参加したい人はオンラインから参加をして学校は卒業生をスクリーンに映したり、ディーンズリスト(成績優秀者)の表彰もスクリーンに映すのみで、誰も集まることなく全世界自分がいるところから参加に切り替わりました。

 

正直とても寂しいです。

アメリカまで行って頑張って卒業して卒業式に出るというのは最も多くの人がとても楽しみにしているものです。(本人だけでなく家族もです)

 

 

卒業後の就職にも影響

 

アメリカの大学を卒業するとOPTという1年間限定の就労ビザを取得できます。

それを使って現地の会社に就職する学生がいますが、多くは帰国をしてしまいせっかくの権利を放棄しているとのことです。

 

もし仮にOPTを使って就職できた学生でも、コロナでリモートワークのみになりなかなか経験値として思っていたほどのものが獲れないということもあるようです。

 

そして1年後、またはその前に状況が収束しないので帰国することになったとしたら、日本より感染がひどい国からの帰国になるのでまず身動きをとることに苦労します。その上就職活動を1から日本でする必要があります。以前までアメリカでも留学生向けに就活イベントも開催されていましたが、今はそれらも開催されない、またはオンライン化になり、一旦帰国することになっているようです。

 

 

 

今後の留学とは

 

現役の学生と話しをしていて学生の口から出たこととして最も印象的だったのが、

 

・その① 留学で楽しみにしていたものが全くなくなりました

・その② 学校で、授業で友達をつくるのに全く作れなくなりました

 

これら2つのことがとても印象として残りました。

 

その① 留学で楽しみにしていたものが全くなくなりました

例えば、外に出かけるだけでも留学生にとっては楽しみの一つになっていました。

一歩外に出ればそこは日本とは全く違う環境です。自分が何十年と送ってきた生活と全く違う生活、時間が流れています。

その日その日に何が起こるのか想像すらつきません。その毎日がなくなり、ひたすらオンラインを通して学校の勉強をするというのは、海を渡って留学をした学生にとってはとてもショックな現実です。

 

その② 学校で、授業で友達をつくるのに全く作れなくなりました

多くの学生は(自分も含めて)、授業に行って友だちを作り一緒に課題をしました。

それをすることによって英語を磨き、友達の輪を広げることができました。

確かに授業はリモートでできるかもしれません。仕事と同じようにわざわざ行かなくて良いかもしれませんが、学生が何かを学ぶというのは発展途上のことです。発展途上にはリモートでできるではなく、人と合うことで得られる価値があります。それを知ることは勉強する学生にとっても必要不可欠だと思います。

 

オンラインだけでしかクラスメイトに会えない、話せないではやはり言語に少しでも壁がある学生にとってはとても大変で、不安な環境にならざるを得ないのが現実のようです。不安でもクラスメイトとともに入れば乗り越えられることあるのですがそれがないと・・・

 

 

 

最後に

 

現在留学をすでに調整中でいる人、すでに帰国してしまって懐かしいと思っている人、または今後将来的に検討している人などそれぞれの立場から読んでいただけたと思います。

 

いかがだったでしょうか?

 

現在はコロナ渦ということで今までの留学とはかなり違う状況が広がっています。

そして今後以前のような留学ができるのかわからなくなってきています。日本でも言うニューノーマルということです。それは留学をするということにも変化を与えるかもしれません。

現状を少しでもここからよみてとっていただき、今後の選択肢の参考にしていただければ幸いです。

 

本日はここまでになります。

ありがとうございました。

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