外資への転職方法や英語の実情がわかってきたので、入った後の評価制度やみんなの働き方が気になる。人事評価、年俸、退職金からその後の転職まで気になるところすべて聞きたい。
このような疑問にお答えしていきたいと思います。
これを書いている筆者は
アラサー外資系IT企業のサラリーマンです。
アメリカで就職→日本に帰国後外資系就職→転職してまた外資系に就職
本記事の内容は
外資の働き方。実力主義とは?
外資の評価方法。360°評価とHRBPの存在
年俸?月給?退職金?お金の話
いざ外資系企業に挑戦する人も、無事入社を迎える人も社内での働き方、評価、お金事業は気になるところだと思います。
そのあたりできるだけ疑問が解けるように解説していきたいと思います。
外資の働き方。実力主義
基本的には仕事で評価されるということが中心です。
あまり人事の人の評価とかは出てきません。
とにかく自分が関わった仕事や、行ったことに対して周りやマネージャーがそれを基準に評価します。
そして外資系というのは自分の入社時のポジション、又は異動したときのポジションごとに職務の定義がはっきりしています。
なので、連帯責任とかいうのも基本的にありません。ただしその分自分の守備範囲でうまくできていないと厳しく評価されます。
守備範囲がみんなはっきりしていることから、自分の仕事は自分の仕事。残業なども自分の仕事次第になります。
日系企業みたいにみんなでなんとなく仕事をしてみんなで残業と言ったことは基本的にありません。
そんなことから、自分がしっかりと評価されたいというときは、人より抜き出たパフォーマンスを見せる必要があります。頭2つ3つ出るぐらいのパフォーマンスを出すことでまずは信頼を得てから、良い評価をもらえる土台を作ることができると思います。
外資の評価方法。360°評価とHRBPの存在
外資系で社員の評価に導入されているシステムとして360°評価と呼ばれるものがあります。
簡単に言うと、上司からの評価だけではなく、チームや周りの同僚の評価など360°全方位から人を評価するというシステムです。
これにより、上司からの一方的な評価だけではなく同僚など常に仕事を一緒にする人から見てその人がどんな人なのかをしっかりと評価できるというシステムです。
外資系企業の多くは自分から意見をもらいたい人へ年に一度フィードバックをもらえるシステムなども導入しています。
上司から、同僚、一緒にプロジェクトを行った人などいろいろな人に自分からフィードバックを依頼できます。
それを上司とともに確認して、長所や短所などを一緒に確認したり、得意なこと、努力すべき点などを話し合うこともできます。
外資の評価方法は総合的に周りからの判断という部分が大きいです。
それもあり、大幅に評価が悪くなるということが比較的少ないです。
周り全員から悪い評価をもらうことはなかなかレアなことなので、、、
ただし、悪い評価が少ない分、人より良い結果や評価をもらうこともなかなか大変ではあります。
頭一つ以上出るのには周りが認めるほどなにか成果を出していかないといけません。
そのためにはかなりの努力と、行動が必要です。
そして外資系企業にはHRBPという人事の人が存在します。
HRBPの主な仕事は、入社や異動した人のフォローアップがメインです。
入社した人や異動した人が新しいチームでしっかりと馴染めるのかを見守りつつ、必要に応じてアドバイスや上司に代わりに話をしたりすることもあります。
また通常なにか人間関係や上司、同僚に関して問題を抱えた際は人事の然るべきところに連絡をしますが、各チームにHRBPが担当でついているので、何かあればHRBPに相談ができる環境が揃っている。
年俸?月給?退職金?お金の話
外資系は、年俸制が多いです。
年俸制というのは、簡単に言うと年間の給与が決まっていて、それを12ヶ月で割それを毎月支給するという形です。
年俸制の外資だと、日本の企業と違って賞与がないところが多いです。
といのも日本の企業は月給が安いが、賞与が数カ月分出て総合的に年俸が上がるという形が多いです。賞与を出す代わりにそれを事前に月給に入れて支給するのが外資系のやり方です。
このため外資系の人は月給が多いといったイメージを持っている方が多いです。
賞与に関しては外資でも企業によります。
なにかに貢献した人に賞与を与えるシステムを持っているところもあります。
退職金は企業にもよりますが、ないところが多いです。
退職金の代わりに確定拠出年金制度を完備しているところが増えてきました。
給与の一定の%と同額のものを会社が捻出して、積み立ててくれるシステムです。
確定拠出年金制度は金額をそのまま積み立てておくことや、株式運用に回すなど自分で運用方針を決めることができます。
今日はここまでになります。
最後に、日本企業から外資系にうつりたい場合
正直ある程度優遇されるのではないかと思います。
日本企業で仕事をするとある程度仕事の仕方を覚えるとおもいます。しっかりとしたトレーニングや研修があったりと基礎を身に着けている方が多いように見受けられました。
外資系企業はどうしても実力主義なところから、人を育てるというところで日本企業と違って劣るところがあると感じます。
転職市場としてはよいところだとおもいますし、基礎があって仕事をして結果を出すのには最高のステージだと思います。
なので、ぜひ外資系企業を目指す場合には、自分の強み、例えば英語が誰よりも得意などなにかのスーパーパワーをつけてから臨んでみてください!