もし外資に就職・転職した場合に、まずはじめに気をつけることがあれば知っておきたい。はじめは仕事になれるためにゆっくりのスタートなのか、もしくははじめは実力を見られるのでハードワーク覚悟で仕事に励むのかなど。スタートのときに気をつけておくべきことを知りたい。
こんな疑問・要望にお答えしていきたいと思います。
これを書いている筆者は
→外資系企業に勤務して9年目ぐらいに突入
→転職経験は3回
→外資系企業の酸いも甘いもある程度経験しました
本記事の内容は
- スタートがとても重要。外資系企業においての「試用期間」とは
- 外資系企業が「試用期間」でみていることとは
- 結果を出せる人物なのか
- 試用期間の怖い部分。絶対に気をつけておきたいこと
- もし、「試用期間」の延長になったら?
日系企業と、外資系企業の場合仕事が始まったその時から、数ヶ月の間の取り扱い方が全く違います。
それが「試用期間」と呼ばれるものです。
日本の企業にもありますがその後の正規雇用が大前提になるので何も気にせずに過ぎていく期間ですが、外資はちょっと違います。
スタートラインのところなのでとても重要です。今日はここについて解説をしていきたいと思います。
これを読んでもらうことで外資系で素晴らしいスタートをきることができると思います。
スタートがとても重要。外資系企業においての「試用期間」とは
試用期間とは簡単に言うと、会社と社員の互いのマッチングを確認する期間のようなものです。
外資系企業では「Probation」や「Probationary period」などと呼ばれており、この期間が始まって、終了するときは終了が本人に伝えられます。
日系企業にもありますが、基本的に試用期間後の継続雇用が決定しているのでほとんど形だけのものが多いです。
期間は企業によってまちまちですが、外資系企業は3ヶ月から6ヶ月が主流です。
外資系企業でのこの「試用期間」はとても大きな意味をもち、扱い方も大きく違います。
外資系企業が「試用期間」でみていることとは
結果を出せる人物なのか
ブログ内の他の記事でも書いていますが、外資は結果がすべての成果主義です。
なので、入社した社員が結果を出せるのかを真っ先に見ています。
生活態度や、時間にルーズなのかなどは殆ど見られていないと思っても良いです。何よりも見ているのは結果を出せるのか、そうでないのかです。
試用期間の怖い部分。絶対に気をつけておきたいこと
外資の「試用期間」は本気です。
本気というのは、本気で仕事の内容と結果を見ているということです。
日系は形だけというふうに書きましたが、外資系は試用期間をしっかりと本採用と分けています。
なので、試用期間が終了すると、個人的に上司に呼び出されて試用期間の結果をしっかりと伝えられます。
その上で今後の方針などを決めていきます。
絶対に気をつけておいてほしいことは、試用期間が入社して退職するまでの長い間で最も大切な期間だと思ってください。
もし、「試用期間」の延長になったら?
はい、「試用期間」の延長はありえます。
また
「試用期間」で不合格と言われることも実際にあります。
では延長、不合格と言われるのはどのようなケースなのか見ていきたいと思います。
1.上司が思っていた結果ほどのものを出せない時
2.採用されたポジションの仕事内容にマッチしていない
1.上司が思っていた結果ほどのものを出せない時
経験や面接での内容からこのぐらいの結果を出せると思って採用をするわけですが、それに見合った結果が出ていない時、試用期間の延長が行われたりします。
この場合ははっきりと求めていたものほどの結果が出ていないと伝えられます。
その後、上司や会社にもよりますがオプションが提示されることが多いです。
参考
参考例:
その① 再延長をして努力を重ねて認めてもらえるぐらい結果を残す
その② 人事も入れて再度採用されたポジションの内容、または職務内容を確認する
その③ 「試用期間」を終了して、退職する
実際に以前、同僚でこれらのオプションを提示された人がいました。
その人は①の方法で再度仕事を死ぬほど頑張って認めてもらっていました。
ただし、その過程では夜遅くまで残っていたり、昼の時間も浮かない顔をして”生きた心地はしない”など言っていました。。
2.採用されたポジションの仕事内容にマッチしていない
基本的にこれが起こることは殆どないと思ってもらって構いません。
ただし、やはりまれにあるようです。
しかし大概の場合「試用期間」でわかってくるようで、部署、チームの異動をしたり退職をする事がほとんどです。
ポジションのアンマッチは採用サイドと、採用された社員側もしっかりと感じるところがあるので異動の場合はかなりスムーズに行くことが多いです。
会社名だけで転職するのは危険!しっかりと自分のできることを見極めよう
外資系企業は、入ってからが意外に大変だったりします。
徐々に慣れていくというところがなく、どちらかというと本当に即戦力を望んでいます。
この考えから、「試用期間」について考え方が日系企業と全く違うのだと思います。
裏を返せば、はじめがしっかりとできれば「この人はできる人」、「結果が出せる人」となるのでその後の自分の仕事の進め方が楽になると言っても過言ではありません。
何事も最初が大事という言いますが、外資は特にだと思います。
もしこの先転職や、就職で外資に行かれる人は、採用された時は大いに喜んで良いと思います。でも喜んだ後はしっかりと自分の経験を見直して、勉強し直して、初日にむけて準備をしたほうがいいです。
みなさんがより良いスタートを切れるようにこの記事が少しでも役に立てば幸いです。
本日はここまでになります。
ありがとうございました。