外資系には日系であるような筆記試験や、Webテストが採用プロセスの中であるのか知りたい。最近の日系でも面接だけというところもあるけど外資はどんな傾向なのか教えてほしい。
こんな疑問に答えていきたいと思います。
これを書いている筆者は
→カリフォルニアで2年就職。面接2回
→日本でベンチャーに転職。面接2回
→外資系に転職。面接3回
→外資系に転職。面接5回+面接中に行われるエクセスをつかった数式テスト
本記事の内容は
- 外資系企業の採用試験の種類
- 外資にある隠れ試験?!プロセスには書かれていないけど実在する試験
- 外資の採用プロセス・試験に準備する方法
日本の場合新卒採用の際はWebテストなどがしっかり行われると思います。
しかし外資系は、エンジニアなどでない限り殆どが、書類審査と面接審査だけになります。
当然例外もありますがこれが大きな流れになります。
本日は大きな流れの中でも実はあるイレギュラーな採用プロセスや、実は表立って出ていないプロセスを解説していきます。
せっかく応募するからにはどんな企業でも、いくつでも内定を得たいですよね。誰も不採用はもらいたくない。。。。
みなさんにできるだけ多くの内定をとってもらえうようにこの記事が参考になればと思います。
外資系企業の採用試験の種類
外資系企業の採用試験には業種によって違う部分があります。
大きく分けて2つの採用試験があります。(注:書類審査はどちらもある前提です)
その① 面接のみ
その② 面接+Web試験
その① 面接のみ
その通り面接のみです。回数や相手は企業やポジションによりますが、筆記試験は一切なく面接だけで合否が決まります。
この方法を採用しているところとしてはIT系が非常に多いです。
理由としてはとにかく人を見ている傾向が強いです。
能力は書類審査の段階である程度フィルターをかけているため、後はチームにフィットするのかというところを細かく見ていきます。
その② 面接+Web試験
①の面接とWeb試験を導入する採用方法です。よくある日系の採用方法と似ているかもしれません。
Web試験は数字に強いかなどよりも、どういう人間なのかということを見ることが目的と言われています。
試験には正解はなく、答え方でどういう性格なのか、考え方を持っているのかなどを把握するためにWeb試験を導入する企業が多いと聞いたこともあります。
外資系でこれらのプロセスを導入しているのは、コンサルティング会社が多いです。
どこも軒並みWeb試験を導入しています。
外資にある隠れ試験?!プロセスには書かれていないけど実在する試験
外資系企業の中には実は、採用方法やポジションの詳細を書いたJD(Job Description、職務記述書)にかかれていないプロセスを持つ企業があります。
実はこれらのプロセスを実施する多くの企業がIT系と言われています。
ではどんな事を行うのかを解説していきます。
ポイント
① エクセル問題
② 作文を書かせる
① エクセル問題
面接内で、パソコンを渡されて指定のエクセルファイルを開きます。
問題と必要な表や数値が記載があってそれらを使用して、答えを記載していくような形です。
例として:
商品 | 上半期 | 下半期 | 合計 |
りんご | 5,800 | 2,790 | |
みかん | 4,580 | 4,680 | |
バナナ | 7,540 | 7,720 | |
合計 |
各合計を求めなさい。といったような形でまず表を完成させます。
その後この資料を使った問題などに進んでいきます。
(注意:基本的には使用した関数をそのまま残しておくように言われることが多いです。値に変更せずにということです)
② 作文を書かせる
これはかなり特殊な問題だと思いますが、実際に存在します。
しかし実際に実施されるポジションがかなり上である場合がほとんどです。
具体的には、Manager以上のDirectorレベルです。
基本的にはA4一枚ぐらいを目処に、出された課題について書きます。
トピックは様々です。
会社に関することから自分が行ってきた経験や分野について等様々です。
これを実施するのはITの大手外資系が多いです。幹部になればなるほど、プレゼンではなく文章を書くことが多くなることから作文力を見ていると言われています。
①と②に関する特徴として、通常ポジションを受けるときには採用プロセスで、筆記試験やテスト有りと書かれていないことです。
ココがポイント
ただしエージェントを通していると、書かれていなくて実は面接行くときにこういうことがありますと教えてくれます。
こういう経験値を持っているところがエージェントを使用するプラスポイントです。
外資の採用プロセス・試験に準備する方法
外資系の採用プロセスは「実は」ということころがあるので事前準備が非常に難しいとおもいます。
例えば、エクセルや作文などは一夜漬けでどうにかなるようなものではありません。
毎日仕事でエクセルを使っている人からすれば、とても有利になると思います。
作文などは、大人になってから長文を書くことが少なくなることで文章力を落としていると思います。
(もし、ブログとやってれば別ですが 笑)
ただし、外資系を受けるのにマイナスポイントだけがあるわけではありません。
外資系は採用する人を見るときに基準や人柄、考え方をはっきりと文章にしていることが多いです。
例えば:
アマゾンの場合、14のリーダーシッププリンシプルなどがあり、これを読んでおくことでどのような人物を求めているのか、どのように面接で答えていくべきなのか傾向が見れます。
Googleでは、どのような人物を求めている、考え方が必要なのかしっかりと明確に記載をしてくれています。面接に挑む段階で参考になります。
外資は面接に挑むまでの資料が多い
先程書いたように、外資だと割多くの人が受けているのでその経験談をネットに残してくれている人がいます。
また会社側も良い人材がほしいことから、自分のところが求めている人材とはこれというものをしっかりと明確にしてくれています。
一見ハードルが高そうなのですが、その分対策ができることも利点です。
ぜひこの記事や、各社の募集サイトを参考に自分が「これだ!」と思えるものに挑戦してみてください!
本日はここまでになります。
ありがとうございました。