外資系にクビがあるのか知りたい。会社から解雇または会社事情で退職を迫られることがあるのか、その時の対応待遇などが知りたい。
こんな疑問に答えていきたいと思います。
これを書いている筆者は
→アメリカで就職。自主退職して帰国
→日本のベンチャー企業に転職
→外資系企業に転職。その後複数回外資系を渡り歩く
本記事の内容は
- 外資系の退職・解雇事情
- 退職・解雇を避けるための方法
外資系でもクビや退職勧告的なものがあります。
ただしその際の対応が日系企業と違うところがあるかもしれません。
外資系の実情とその際の待遇などを解説していきます。
また、退職に追い込まれる前にできることや実際に回避して会社に残っている同僚などの対応策を解説していきます。
これらを参考にうまく外資系企業でいきていく方法を見つけていただきたいと思います。
外資系の退職・解雇事情
外資系では所属部署、チームの再編成で大幅に人員を減らすことがあります。
その際に会社側が取る対応策として様々なことがあります、大きく分けて2つあります。
1.他チームへの異動を促す
所属するところがなくなるので異動するなどの対応を促されます。ただし人によっては対応できる人とできない人がいるのが当然です。
注意ポイント
異動先は、人事が紹介などしてくれません。基本的に人事は相談に乗ってくれるが異動先を決めたり打診したりはしてくれません。
自力で探して、そして異動先の面接などを受ける必要があります。
外資の勤続年数ってどんなもん?現役社員が教える現状と意外に知らない社内事情!
続きを見る
2.解雇の扱いになるが、給与支払いを続け転職が決まるまで会社に籍をおく
外資特有なものかもしれませんが、よくあることです。
ポジションがなくなることが本人に通知され社内異動がないということになると、給与だけ支払いをして、次を決めるまで籍をおいてもらいその間給与を払い、転職が決まり本人と合意した時点で退職とします。
注意ポイント
給与だけもらう期間は、転職活動してもらっても何してもよく仕事をしなくて良いと言われます。
文字通り給与だけもらって他に行くための時間を作ります。
退職・解雇を避けるための方法
まず以下の確認項目に当てはまるかを見ておく必要があります:
- 担当しているチームや関連チームで異動する人、辞める人がいるか
- 扱っているサービスやプロダクトがローンチされたばかりか、そうでないか
- 業界、一般ユーザー間でサービスやプロダクトの話題性が低下しているか
もし上記の項目に当てはまることが1つでもあれば、今後解雇または退職を選択肢に入れないといけない可能性があります。
では、退職・解雇を避けるための方法:
① 異動する
上で書いたことと同じ、他部署やチームに異動することをおすすめします。
筆者自身もそうですし、その周りも最近まで音声AIの先端技術を扱っていましたが、先行きが怪しいなと思い初めて、上の項目すべてに当てはまった状態になった途端辞める人、異動する人が続出。現在チームはほぼ以前の形を残していません。
筆者も以前から気になっていたチームに異動しました。
つい最近異動する人も見かけて、上記の項目は本当に当てはまるものだとわかりました。
② 自身のパフォーマンスを常に意識する
非常に難しいかもしれませんが、常に自身のパフォーマンスを高めておいてトップパフォーマーとして評価されるようにしていることが回避策にも繋がります。
パフォーマンスレベルが高い人については一定の評価と仕事を与えるのが外資のやり方でもあるので自分のクビをつなげるにはやはりパフォーマンスというのがとても大切です。
まとめ
外資系でも
- 解雇がある
- 退職を促されることがある
しかしその際の回避策や待遇に違いがあります。
- 自主的に社内で異動をすることができる
- 退職まで給与がもらえて転職活動できる
これらのことからしっかりと自分のキャリアと今後の方向性を常に考えられている人にとってはいきなり来る厳しい現実とまでは行きません。
もし日頃「キャリアをそこまで考えていなかった」「まだまだ先のことだと思っていた」など思う方がいたら、上のチェックリストでまず自分が当てはまるのか確認いただきたいと思います。
もしひとつでも当てはまるものがあったら、ぜひキャリアのことを少しずつ考え始めるタイミングにしていただきたいと思います。
本日はここまでになります。
ありがとうございました。