外資系企業に勤務しても退職することはあるかもしれない。そのときにまずやるべきこと、やる手順などを知りたい。何か外資特有のことがあるのか、GAFAならではなの退職事情があるのか解説してほしい。
こんな疑問に答えていきたいと思います。
これを書いている筆者は
・米国在住歴10年
・帰国後、ベンチャーから大手IT企業まで経験
・現在GAFAで勤務
本記事の内容は
- 退職を決めたらまずやること!
- 退職日までに完了していないといけないタスクと注意事項!
- 退職決定から退職日までに会社から連絡来ること!
外資系だろうが、日系だろうが退職する時がきます。特に昨今は転職が日本でも寛容されています。
特に外資系だと転職組がほとんどです。
そんな外資系も退職をする人がいます。
退職をするにあたりやらないといけないこと、やっておいたほうがいいこと、など解説していきたいとおもいます。
こんな方におすすめ
- これから退職を考えている人
- 外資系に入社したいと希望している人
退職を決めたらまずやること!
1.退職の意思を上司に伝える
まずは退職することを伝えます。
企業としては退職の話が出たらそれを隠す事は基本的にできません。まずは退職をすると決めたら上司に意思を伝えてください。
2.退職届の準備
意思を伝えたら退職届を準備しましょう(退職願ではありません)。
会社ごとにフォーマットがあるのでそれにそって記入するところを記入します。
この際に退職日を記入する箇所があります。それは上司と相談する必要があります。
そのため1の退職の意志を上司に伝えた時点で退職を希望している日も伝えておきましょう。
退職日までに完了していないといけないタスクと注意事項!
必要なタスク
- 有給消化のため残りの有給を確認
- 有給消化のため、退職日とは別に最終業務日(出勤日)を決める
- パソコン、スマホやベータなどの返却手続き
- 株、確定拠出年金制度などの引き継ぎ方法の確認
3つ目のパソコン、スマホの返却は通常行うことかもしれませんが、ベータの返却は要確認です。
というのも、外資系企業は社員に新しい商品やプロダクトのテスターになってもらっていることが多いです。
そのため自宅に会社の危機がおいてあることがあります。
これらはベータ用機材のことが多いため一般に出回っているものとは別物、または出ていないものもあります。
それらを速やかに返却しましょう。
また、最後の株と年金制度は企業によってあるところとないところがあります。
個人で引き継ぐ場合はその方法を確認しましょう。
注意事項
- 上司や人事からの引き止め
実は意外に多いのがこれです。
というのも部下が退職するのは上司からするとマイナスポイントになると言われています。
そのためいろいろと引き伸ばしたり、または退職を考え直させようとする人もいます。
方法としては…
引き止め方法
- 昇給の約束
- プロモーションの約束
- 仕事、部署の変更
ただし、これらは一時的なものです。一時的に何かが変化しても基本的に企業には一度でも退職を考えたことが残るので、どこかで仕事をやりにくくなることが考えられます。
なので退職を伝えるときは、しっかりと意思をもってその上で覚悟して伝えるようにしましょう。
退職決定から退職日までに会社から連絡来ること!
いろいろな連絡が来ますが、外資系の場合よくあることが人事からの連絡です。
- 退職に至った理由などのヒアリング
- 退職パッケージの連絡
外資系は退職率が非常に高いです。
これは事実です。
そのためか人事も色々と手をうっている中で、退職する予定の人にヒアリングをします。
このヒアリングで聞かれることはごくごく一般的なことがほとんどです。
参考
- なぜ退職をしようと思ったのか
- 今後のキャリアを社内で考えられなかったのか
- 何をしていきたいと思っているのか
- チームや部署に対してなにか気になることや意見はないかなど
正直あまり正直に答えないほうが良いというのが筆者の意見です。
なぜなら…
いつ前の会社に戻るのかわからないからです。
外資系は出戻りが多いです。以下の記事で詳しく書いていますが、本当に出戻りの人がおおいのであまり下手なことを言って記録に残ることは避けたほうが良いと思います。
いつでもオプションは残しておきましょう。
-
意外にみんな知らない?!外資系に勤めている人の知られざる特徴!
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まとめ
まとめ
- 退職の意志をはっきり上司に伝える
- 引き止めされる覚悟で話をする。でも聞き流す
- 人事に対してはヒアリングでも嫌味で悪いことは言わない
外資系企業から卒業(退職)する際にはまずはこの3つについては気をつけましょう。
それ以外の細かい点は基本的に日系だろうと、外資だろうと同じようにちょこちょこ気をつけておくことがありますがそのあたりは退職パッケージ通りでいきましょう。
何事も始めることよりやめるときのほうが体力がいります。
退職もそうです。入社のときは色々とサポートしてくる会社側も退職していく人にはそう優しくないです。
しかし次にいこうとしている先はその分優しく感じると思います。
そのことを考えて退職の際はしっかり抜かりなく自分で最後の仕事だと思ってやりましょう!
この記事が少しでも先に進もうとしている人の手助けになればと思います。
今日はここまでになります。
ありがとうございます。