これを書いている筆者は
アラサー外資系IT企業のサラリーマンです。
アメリカで就職→日本に帰国後外資系就職→転職してまた外資系に就職
といった形で10年以上外資系、また英語を使った仕事をしています。
本記事の内容は
- 一般的に言われる英語レベルの目安。TOEIC800点ほど
- 実務レベルで使われる英語レベルの目安。中高のビギナーレベルで十分
- 英語以外にも求められるものとは?
英語ができなくても外資系に就職できるという話をしました。
ただし必要がないけど、できることに越したことないということも同時に書きました。
そんなときに必要な英語のレベルはどれぐらいなのかということをできるだけわかりやすい指標を使って書いていきたいと思います。
一般的に言われる英語レベルの目安。TOEIC800点ほど
外資系企業では英語を求める職種の場合多くはTOEICの点数を記載していることが多いです。
多くの場合が800点前後が多く見受けられうと思います。
800点未満の場合、できるレベルとしてよく言われることが
・メールや電話での一般的なやり取りができる
・ビジネスディスカッションとは違う、簡単なMTGに参加して意思疎通ができる
800点を超えてくると
・英語レポートの作成
・内外部者との交渉(ディスカッション以上、契約や事業の話)のことができる
このレベルの点数が取れるのなら外資系の仕事でもほとんど問題なくこなせるでしょう。
あくまでも800点というのは数字で見たときの基準なので、実際実務で覚えた人とかは点数を持っていないこともあったりします。
しかしだからといって英語を使って仕事ができないとうわけでもないので、基準と実務には差があるということは覚えておいてもらいたいです。
参考までに「英語学習ひろば」さんが実施したアンケートでも中央値として、800点というのが結果として出ています。
実務レベルで使われる英語レベルの目安。中高のビギナーレベル
では実務ではどのような英語が使われて、どのレベルのもので事足りるというと、、、
筆者の経験上英語のレベルは中高のビギナーレベルでほぼまかなえるのではないかと考えます。
例えば
その① 型にはまった英語ではなく、少し砕けた「ブロークンイングリッシュ」で話す。
接続詞(that, whichなど)を使った長い文章で永遠と話すようなことは必要なく、とにかくビジネス英語はシンプルであることが最も良いと言われます。
そして難しい単語は使う必要がなく簡単な文法でわかりやすく伝えることです。
なので最低限の文法に、単語を並べる話をするブロークンイングリッシュレベルが一番使える英語です。
その② 専門性のある分野の英単語をしっかりと覚えておく。
どんな分野でも自分が仕事をする分野のボキャブラリーだけは増やしておくといいでしょう。
ただし難しい単語を使って、難しい文章で話せと言っているわけでは有りません。
あくまでも相手に自分がその分野のことをしっかりと理解している経験者ということを理解してもらうためです。
そのため知識として、その①の話し方プラスで専門としている分野の単語を覚えておきましょう。
その③ よく使う言い回し、自己紹介などの汎用性のあるワードや項目を暗記しておく。
正直ビジネスで使う英語は型で行けることが非常に多いです。
100の言い回しや、30個ぐらいの自己紹介の方法を暗記しておくだけである程度の会話から、間をもたせることもできます。
何かを伝える時に大体人は同じ言い回しをします。それは日本語でも英語でも同じです。
こんな簡単なのでいいの?って思うような中学校で使うレベルの英語で全く問題ないですし、それぐらい簡単だととっさの時にでてくると思います。
自己紹介も同じです。トピックから、自分のことを話すのに30ぐらいの項目を作っておいてそれを人が変わるごとに話して、違う人に同じことを話しても良いですし違うことを使い回すのでもいいです。
英語以外にも求められるものとは?
外資系企業が英語以外に求めるものはいくつかあります。
1.ロジカルに話す、考えること
日本語と違って英語など欧米、北米の言語は論理的に話すことが重要視されます。日本語のように感じ取る・汲み取るといったことはありません。
いかにロジカルに話すことができるかでより伝えられるようになります。
具体的には理由付けをしっかりとして話すことを意識します。
日本人の場合は感じ取ってもらう・汲み取る、わかってるよね?という感覚で話すことがあります。
しかしそれは英語を話す英語圏では伝わりません。
なぜなら「Because」を常に付けて話をするように心がける必要があります。
そうしないと、なぜ「Why」と聞かれます。
2.大事なのはコミュニケーションスキル
英語はコミュニケーションのツールでしかありません。
重要なことは英語が話せるということではなく、相手にいかに伝えるのか、相手といかにコミュニケーションを取るのかということです。
最近では自動翻訳機なども進んできて実際に英語ができなくても良くなりつつあるときもあります。
なので結局の所、そういうツールにできないことを私達ができるようになっていかないといけません。それがコミュニケーションです。日本語でも、英語でも一つでも自分の言葉で何かを伝える事ができる、この力何よりも大切です。
本日はここまでになります。
「英語ができない、英語力ゼロでも外資系企業に転職できる?必要な英語力と転職、実務で必要なこと」を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の記事が、「外資系での実際の英語レベルの理解が知りたい」という人の理解が深まり、躊躇していた外資系企業への転職の背中を少しでも押せれば、とても嬉しく思います!